こちらは人気オフィスチェアメーカーSteelCaseの上位モデルチェアLeapです
右側面だけでもなんと3つの調整パーツがついています
そして裏面は衝撃を分散するためこんな複雑な作りに
ワイドに移動するアームレストや、スライドする座面、そして座面と背面の両方がスライドするリクライニング機能など高級チェアならではの魅力が詰まった一台です
以前SteelCaseのSeries2をご紹介しましたが、そちらよりも上のグレードでよりハイエンドな機能が搭載されています
Leap、Series2はSteelCaseの製品の中でもオーソドックスなデスクワーク向きのチェアで、多くの人の購入の選択肢にあがるかと思います
この度SteelCase様よりLeapの製品提供を頂きましたので、「ハイエンドモデルLeapは何がすごいのか?」をSeries2と比べたりしながら紹介していきたいと思います
SteelCaseの現在の人気モデルがこちら
SteelCaseの現在の人気モデルがこちらです
Gestureはアームの稼働が特徴でより幅広いシチュエーションで活用することができ、Karmanはメッシュ地の座面を採用したエルゴノミック重視の新しいスタイルの椅子です
公式で明確に分類分けされているわけではないのですが、デスクワークを目的としたオーソドックスな用途ではエントリーモデルがSeries2、ハイエンドモデルがLeapとなります
比較するとSeries2のコスパの良さが目立つが
LeapとSeries2のスペックを比較した図がコチラ
価格 | アーム | 座面スライド | 背面調整機能 | |
Series2 | 99,980円 | 4Dアーム | 〇 | X |
Leap | 179,980円 | 4Dアーム | 〇 | 〇 |
LeapはSeries2の約180%の価格とコスト面で大きな違いがあります
それでもLeapに搭載されている大半の機能はSeries2にもあり、価格差に対してSeries2はとても優秀でコスパが良い一台だと言えます
一方でLeapの座った時の”体を受け止めてくれる感じ”や”背中とのフィット感”は抜群で、座り心地においてはLeapがさらに1~2段階優れていると感じます
それでは実際に二つを比べながらLeapのスペックを見ていきましょう
LeapとSeries2を並べてみると
まずSeries2とLeapを並べた様子がこちらです
*Series2はピーコックカラー、Leapはメドレーペッパーブラックカラーです
Webページで見る以上に全体的なサイズ感は似ていて、座面や背面の大きさはほぼ一緒です
大きさでLeapとSeries2のどちらにするかを悩む必要はなさそうですね
アーム 4Dアームレスト
そしてLeapのアームは高さの他に前後左右にパッドをスライドできる4Dアームレストが搭載されています
この機能はSteelCase製品の大きな売りで、最適な位置で腕を支えてくれます
私は以前はアームレスト無しのチェアを使っていましたが、SteelCase製品を使うようになってからアームレストで腕を休める魅力を知りました
こちらはSeries2にも搭載されているのでアームにおいてはLeapとSeries2に違いはありません
座面、背面パーツは大きな違いがあり
「では明確な違いがある場所はどこか?」というと座面、背面のパーツです。この二つにおいてLeapとSeries2は大きな違いがあります
後に出たSeries2に新しい仕組みが採用されているというのもありますが、座面の固さや背面が樹脂素材でできているところ、座面と背面の間のスペースなどあちこちに違いがあります
そして機能面では上位モデルのLeapにのみ背面のカーブの硬さを調整する仕組みが搭載されています
この辺りは座り心地や使用に大きく影響がでるところなので、「LeapとSeries2のどちらを買うか?」という選択においてはこの座面や背面の仕組みを重視するか、どちらが好みか、という点を考えることになると思います
それでは座面、背面のそれぞれの違いを具体的にみていってみましょう
座面の違い、Series2が特徴的な座面
LeapとSeries2の座面のアップがこちらです
Series2の座面は結構特徴的で、固いソファーのようなしっかりとした形があるクッションで、お尻や太ももが当たる場所にも補助的なカーブがあり姿勢を誘導するシルエットになっています
一方でLeapのほうはオーソドックスなクッションとメッシュ記事の座面で、シルエットも緩やかな弧状になっている程度で姿勢の誘導は少ないです
座面スライド域は同じ
ちなみにLeap、Series2ともに座面の位置は前後にスライドすることが可能です
どちらのスライド域もこのような形でほぼ同一です
SteelCaseの椅子を買う人の多くが期待している機能だと思いますが、この点において二つの差はほとんどないので安心してください
座った時の受け止め感に違いあり
Leapのほうは座った時に一瞬座面がサスペンションのように沈む感覚があります
他の椅子で感じたことのない快適な座り心地です
「なんでLeapだけこんなに違いがあるんだ?」と思っていろいろ調べてみたところ、裏面に大きな違いがありました
普通の椅子の座面裏は1枚の板のようになっていますが、Leapは複雑な形になっていて重さがかかった時に変形し、負担が分散するようになっていたのです
クッション自体の柔らかさに加えこの座面裏の仕組みでLeapは着座時の負担がより小さい仕様になっています
背面に一番の違いがでる!
続いて背面パーツを見ていきましょう
パット見でSeries2の樹脂で出来た編み編みの背面パーツAirLiveBackが目立ちますが、背中へのフィット感はクッション生地のものとほとんど変わりがありません
Leapのほうもクッションではありますがかなり薄い生地で表面カバーは浮いているような状態なので蒸れや熱さはそんなに心配しないでいいでしょう
ぱっと座った限りではあまり違いがないSeries2とLeapですが、Leapはさらに背面の変形、背面と座面の連動したリクライニングの2点で調整が可能です
背面の変形はさすがのハイエンドモデル!
Leapは横の大きな丸パーツを回すことで背面背もたれの硬さを変えることができます。
加えて背面のバーを移動させると背面の一番高いところの位置を変えることができます
背面も線状になっているので負荷が大きい時にはグニっと変形し力を分散します
これにより腰回りとこの辺りが椅子にピッタリとフィットして、普通の椅子にない抜群の安定感が生まれます
私にとってはこれはLeapの一番の評価ポイントで
背面がしっかりフィットする
→深く座れるようになる
→腰も支えられる、足も安定する
といった具合に座り心地が大幅にアップしました
私はそんなに体が大きくないので多くの椅子では足が少し前にだされてしまうのですが、Leapでは無理せず足がまっすぐ下に伸ばせているのでとてもフィットしているのだと感じます
背面、座面の同時スライド
そして最後の違いは背面と座面の同時スライド機能です
通常の椅子が一つのフレーム(骨組み)で繋がっているのに対して、Leapは複数のフレームで繋がっています
これにより背面のリクライニングをしたときに同時に座面を前方にスライドさせる、全体を使ったリクライニングが可能になります
よくある背面だけのリクライニングだと、持たれたときに重心が一気に後ろに行き過ぎてしまうため転倒しそうで怖いのですが、座面も前にでることで重心を前後に分散しながら安定して体を伸ばすことができます
、この負担の小さい連動リクライニングであれば普段リクライニングを使っていない人も楽しめるかもしれません
まとめ 座り心地にこだわりたい人向けの上位モデル
こんな感じでLeapはSteelCaseの上位モデルとして確かな座り心地の良さ、魅力のあるオフィスチェアでした
Series2もかなり快適なチェアなので並べて比較するまでは「そこまでの違いがでるのかな?」と思っていたのですが、座面裏側の負担を分散する作り等、Leapにはハイエンドモデルとしてのこだわりを感じました
小さな衝撃でスっとベストポジションに座れるのは本当に良いですよ
SteelCase社のオフィスチェアの購入を検討している方は是非Leapをチェックして欲しいです
以上本日は「SteelCase社の上位オフィスチェアLeapの圧倒的座り心地!Series2と比較すると?」の紹介でした