前回、ピアノでコード演奏する方法をやりました。
ちなみにスピッツのチェリーや、空も飛べるはず等がC調に該当します
目次
調とはなんぞや
いきなり登場したワード、C調とは何でしょうか。特に気にならない方は次のところまで飛ばしていただいてOKです。気になる方は楽譜のこの部分を思い出して下さい
この五線譜のト音記号のところに#や♭がなにもついていない曲は、ドレミファソラシドをそのまま白鍵で弾くことができますね。この#や♭が何もついていないのがC調です。クラシックや音楽の授業ではハ長調と呼びますね
他の調は複雑
C調以外の調だと黒鍵がまざってC調よりも複雑になります
G調であればファに#が入りますのでドレミファ#ソラシドになります
米津玄氏さんのLemonとかは最もややこしくて
G♭調ではソラシレミファに♭がついてほぼ黒鍵を使います!
コードもややこしくなってしまう
例えばC調でドミソを弾こうと思った場合には、#は無いのでそのまま白鍵のドミソを抑えるだけでOKです
これがA調になるとド#ミソ#になるのでドとソは#を抑える必要があります。コードもC#mコード(シーシャープマイナー)といったように複雑になってしまいます
慣れないうちは#や♭がはいると大変なのでなるべく白鍵だけで弾ける曲を選びましょう。そうすれば必然覚えなければいけないコードも減るのでとても楽です
クラシックでも最初はC調の曲からはじまって、次第に#が一つはいるG調、二つ入るD調と少しづつ難しくしていきます
耳コピ演奏で適当に曲を選ぶと最初から難易度が高い調を選んでしまうことがよくあって、そのまま挫折してしまうことがあります
C調のダイアトニックコード
それでは実際にC調の曲を演奏するためにC調で使うコードを覚えていきましょう。C調のドレミファソラシドに対応したコードをダイアトニックコードと呼びます
C~Aのコードの基本形を前回覚えましたが、実際に曲で使用するときには基本形ではなく、調に合わせたダイアトニックコードの形で使います
C調のダイアトニックコード一覧
以上です!DやEなどの基本形で黒鍵を押していたものが白鍵のコードに代わっています
これをCから順にBmまでドレミファソラシド~と言いながら弾いてみてください。ド~から順にキレイな和音で一周した感じがするのでないでしょうか
C調の曲のコード譜を見は基本的にこれで表記されているのでこの7個を頑張って暗記してください!
コードの知識
コードにはいろいろな文字がついて変形するので、そういうコードの知識をこちらで紹介します。ちなみにこれらの知識は演奏していてつまづいたいたときに見返してもらうための物で、いま覚えなくてかまいません。とりあえずこんなものがあるんだな~と軽く見ておいてください
マイナーコード
先ほどダイアトニックコード一覧で登場したDmやAmのmの文字。C~Bのコードの後にmがついたら2つ目の音が半音下がります
例 Eの場合にはミソ#シがミソシになります
マイナーコードは悲しい感じ。といった表現もありますが、とりあえず半音下がるぐらいの記憶で良いと思います
M7とm7
コード譜を見るとコードの後ろにCM7とかFm7とか後ろに文字と数字がついていることがあるんですね
これは四つ目に押す音でセブンスと読みます
m7は最後に押した音から半音で三つあと、M7はさらにその半音後ろの音を4音目として一緒に押します
慣れないうちは無視してOK
セブンスコードはより音をキレイにするための物なので押さなくても演奏可能です。かなり余裕がでてくるまでは無視して引くことをお勧めします
- 例 Cm7やCM7→Cとして演奏
同様にONも
セブンスコードと同様にGonBといったon+コード表記の物はon以降を無視しましょう
気になる方はオンコードで検索してみてください
- 例 GonB→Gとして演奏
C調の曲でオススメの曲
必要なことは覚えましたので実際に演奏してみましょう。C調の曲でオススメな物を紹介します
スピッツ – チェリー
多くの人が知っている良い曲で弾き甲斐があります。曲も今回覚えたコードのみで構成されているのでとっても楽です
スピッツ – 空も飛べるはず
同じくスピッツの名曲空も飛べるはず。テンポもスローでとっても弾きやすいです。同じく今回覚えたコードで100%構成されています
Goose House – オトノナルホウへ
アニメ銀の匙のテーマソングで使われていた曲です。Goose house自体は知らない人も多いですがこの曲はかなりの名曲です
この曲もすべて上に書いたC調のダイアトニックコードで構成されているので簡単に弾くことができます
知らないコードがでてきたら?
楽曲によっては意図的に調のコードとは違ったコードが部分的に登場することがあります。
楽器meを使用していればピアノコードを表示から該当のコードをクリックすることで鍵盤の押さえ方を見ることができますのでそちらで確認をしてください
他の調で演奏する場合には?
慣れてきたら他の調も弾けるようにして演奏できる曲を増やしていきましょう。C調のダイアトニックコードを覚えいる場合にはダイアトニックコードの構成が近い調を選べば少しのコードが入れ替わるだけで簡単にできます
G調であればDmがDになって、FがF#mになるだけでそのほかは一緒
F調の場合にはGがGmになってBm(♭5)がB♭になるだけ
こういった具合にG調(ファ#)やF調(シ♭)といった調であれば二つのコードを入れ替えるだけで弾けるようになりますので、一度C調の時のコードの形を覚えてしまえば簡単にはじめることができます
以上で今回のC調を学ぼうは終了です。これでちょっと練習すればC調の曲は簡単にコード演奏ができるようになると思います!
次回G調やF調などその他の調で演奏する場合のコード一覧やオススメ曲を紹介します